カムちゃん あなたの一生を思って

あなたを亡くして
あなたの温かい体に触れられなくなってから
24日過ぎました。

49日の約半分。
あなたを失った哀しみを
忘れ去ることさえ
受け入れられなさそうで
まだまだ自分にナイーブな部分が
残されていたんだと
我ながら少し驚いています。

いいえ、もしかしたら
そうではなくて

この哀しみや自然と溢れてくる涙は
あなたの存在が思っていた以上に
大きくて
一緒に過ごせることが
当たり前だと勝手に勘違いしていたから
なのかもしれません。

あなたの死、そしてお別れを
あなたの抱えた
痛みや辛い時間との決別だと思い、
フィナーレとして受け入れ喜べたらと
思っていたのに
現実は弱い心が邪魔をして
どうしてもうまくいきません。

でもこの涙も哀しみも
あなたからの最期の思い出、
プレゼントだと
しっかり自分の時間に
刻んでゆこうと思います。

ありがとね
ありがとう

ずっとあなたのこと
忘れない。

カムちゃん、
自由と安らぎと 共にあれ

2019.10.28 夜更けに
飼い主 より
※後に一部加筆修正あり


(少し解説)
カムちゃんは最初に飼ったジャンガリアンハムスター(プディング)で、昨年2019年10月4日の晩、長きわたる通院と病気療養の末に天国に召されました。亡くなる前から彼に宛てたラブレターのようなものがメモとしてスマホ内にいくつかあります。
亡くなってから約3ヵ月が経つというのに私は彼の暮した空のケージを片付けられぬまま。しかし昨夜ちょっとしたアクシデントで、そのケージ一部を濡らしてしまい、生前のままケージ内に敷き詰められた床材がびしょ濡れ。仕方なくケージを片付け始めましたが、次から次に涙があふれて床材だけを取り除くのが精一杯でした。彼の使っていたポテチの筒で作ったトンネルや巣箱、今もフードの入った餌皿は、無理しないよう今後少しずつ片付けていこう、そして少しずつこっぱずかしい彼へのラブレターをここに置いていこうかなと思っています。