<重要>このブログの注意点と前置き

うっかり忘れていたけれど、まずは読んでくださる方への注意点を。
どうか目を通してやってください。

==【重要!】===

このブログを見てくださる全ての方へ
このブログに書かれてあることの多くは『一素人飼育者である筆者』が飼育書やネット上で調べた事やかかりつけ獣医師の助言をもとに約3年間の飼育経験から感じたり思ったりしたことに過ぎません。絶対に間違っていないとか、この方法なら長寿に育てられるという保証はございませんので悪しからず(可能な時は参照元は書き添えます)このブログを見て良いなと感じてくださったとしても余り信用はせず『あなたの頭で考え別のソースからも情報収集し、ご納得の上』で参考にしてくださいませ。もしも何か問題が起きても当方では一切の責任を負いかねますのでその点どうかご留意ください。また、あなたの飼いハム・ウサと我が家の飼いハム・ウサは、個体として全く別物であり同じではありません。上記お忘れなきようよろしくお願いいたします。
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ではここからはブログ執筆者である私自身の細かい話、自分のペット(小動物)飼育についての考え方について少し書いておこうと思う。

子供の頃、叔母さんちから譲ってもらったセキセイインコの雛を育てたり、幾匹かの十姉妹、ミシシッピアカミミガメや夜店で釣ってきた金魚を飼育したことがあったけど、「ペットを飼うことはどういうことなのか」について無自覚で不勉強な状態だった。
その後、実家を出てかなり経っていろいろ考えてたら急にカニを飼ってみたくなった(本当はイカやタコに興味があったが飼育がすこぶる難しいとネットで目にして断念した)ペットショップに行く機会を何度か作り、ある時友人と出向いた店で薄いスポンジが敷かれた小さなプラケースの中に閉じ込められ売り場の一角に積み上げられたオレンジ色の不自然なカニの群れを見た時、飼いたかったからというよりどうにも居たたまれない気持ちになり1匹購入して連れて帰った。(友人にも生き物を飼うのはいいよとか激しくけしかけられた)そんなこんなでモヤモヤしつつもオレンジ色のバンパイヤクラブのカニ男さんと半年ほど一緒に暮らした。カニ男さんは1、2度脱皮をしたけれど、飼育の基礎知識の無さから短い時間しか生かしてやれなかった。

物心ついてからの私は基本、ペットという趣味(ここでは世間一般の捉えられ方に合わせてあえて“趣味”という)について「野蛮」で「残酷」で「人間のエゴの塊そのもの」だと思っている。だからフワフワした被毛を持つ見るからに愛くるしい生き物を飼うことについて非常に否定的で自制して今までずっと手を出さずにいた。家に招き入れたい気持ちが起こってもうんうん唸って考えては買わないようにわざと仕向けてきたのだ。

それから数年後の2017年10月、売れ残りのジャンガリアンハムスター(カムイ♂)から始まり、カムイと同じ店でひとめぼれしたアルビノスッポン(ぽん介 性別不明)、とあるホームセンターで不適正飼育されて細く小さく育ったジャンガリアンハムスター(硯♀)、里親募集サイトで譲り受けたシリアンハムスター2匹(ねんねん♂、まど♂)、前述のホームセンターで売れ残り育ち切ったミックスウサギ(俗に言うミニウサギ、トロン♂)、同ホムセンよりジャンだかキャンだかわからん謎のドワーフハムスター1匹(アル♂)……次々と飼育数を増やしてしまう。

ぽん介を除いてみんな、店で叩き売られていたり不適正飼育されてたり、里親募集の子を私は進んで家に連れてきた。もちろん連れてきた子には何かしらの縁を感じたけれど、実際は心のどこかに「かわいそう、見ていられない」というような哀れみの気持ちがあったと思う。でもそんなのはまあ店側の策略だろうから、まんまと乗せられて買って連れて帰ってきたのだ。「可愛い、癒される」と生き物を買ってくることを私は稚拙な行為だと思っているけれど、「可愛い、癒される」も「かわいそう、見ていられない」も同じ類いの感情なのだと自覚はあるから時々ほんと自分の事がどうしようもなく嫌になる。エゴや感情で生き物を買ってきてその生涯を全て人間の楽しみのために搾取するのなら、せめて自分は彼らの全てに責任を持ちその命に飼育面以外で何か返せることはないものかと真剣に思った。彼らと日々暮らしてカニ男、カムイ、ぽん介や硯を天国に見送る経験をし、だんだんとこの恩返しのような気持ちが膨らんでいった。
自分の出来ることをなんだかんだ常に試行錯誤して少ない飼育経験から得た結果や自分なりの知恵を多くの人に見せることで、どこかの誰かの少しの参考になればと。そうやってもしどこかの飼い主さんのお役に立ったなら、きっとそれはそこのおうちのハムやウサの役に立っているだろうから。

…とまぁクドクドとすみません。心の中で生き物の生涯を利用していることを恥じつつ自分を戒めながらも、今も彼らと暮らしています。でも私の生活は大抵楽しく幸せ。ただ、いつもすこぶる貧乏だけど(笑)

ウサ飼いさんにおすすめの本。泣けるエピソードも。
うさぎの心理がわかる本 (日本語) 単行本 – 2012/1/20
大野 瑞絵 (著), 鈴木 理恵 (著), うさぎの時間編集部 (編集)